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「猿の惑星」


ティム・バートン監督が独特の映像世界で描く
リ・イマジネーション「猿の惑星」
 1968年、SF映画史上に燦然と輝く名作、「猿の惑星」が誕生した。観客の度肝をぬくアクションと冒険、そしてショッキングな結末――鋭い文明批判を踏まえた知的エンターテインメントである「猿の惑星」は、またたくまにSFの枠を越えて全世界を席巻し、大衆文化のシンボルとなり、4本の続編映画と2つのTVシリーズを生み出した。
 そして、2001年、まったく新たな構想のもとに、「PLANET OF THE APES/猿の惑星」が登場する。「リメイクでも続編でもなく、リ・イマジネーションだ」と高らかに宣言するのは、ティム・バートン監督。「バットマン」「シザーハンズ」「スリーピー・ホロウ」など、つねに独創的な映像世界を構築してきたバートン監督が、ピエール・ブールの原作をベースに、斬新かつユニークなニュー・バージョンとして「PLANET OF THE APES/猿の惑星」をよみがえらせたのである。
そこは、過去と未来が遭遇する未知の世界
 西暦2029年、辺境の宇宙ステーションから、ポッド・クルーザーに乗り込んで偵察任務についた宇宙飛行士レオ・デイビッドソンは、時空間を貫くワームホールにのみこまれ、気がつくと、奇妙な惑星に不時着していた。ふたつの太陽が輝くその惑星こそ、人間を奴隷として扱う進化した猿たちが支配する冷酷な原始社会、猿の惑星だった!
豪華な顔ぶれ。個性的な演技派俳優の競演!
 主演のレオには「ブギーナイツ」「スリー・キングス」「パーフェクト・ストーム」のマーク・ウォルバーグ、この野獣世界の美女ディナ役は国際的スーパーモデルのエステラ・ウォーレン、人間愛護活動家のチンパンジーのアリ役に「鳩の翼」「ファイト・クラブ」のアカデミー賞候補女優ヘレナ・ボナム=カーター、ゴリラ軍のセード将軍に「パルプ・フィクション」「海の上のピアニスト」の演技派で、「ロブ・ロイ ロマンに生きた男」でアカデミー賞助演男優賞受賞のティム・ロス、将軍の右腕役の戦士アターに「グリーンマイル」でアカデミー賞助演男優賞候補になったマイケル・クラーク・ダンカン、オランウータンの奴隷商人リンボーに「ビッグ・ママス・ハウス」「オン・ザ・ムーン」で人気急上昇中のポール・ジャマッティなど、豪華で個性的なキャスト陣が競演している。
アカデミー賞に輝く最高峰のスタッフが結集!
 スタッフもアカデミー受賞者や候補者の世界最高クラスが結集し、製作総指揮は「Xーメン」「マイティ・ジョー」のラルフ・ウィンター、製作は「ジョーズ」「ディープ・インパクト」の大物リチャード・D・ザナック、脚本は「アポロ13」「キャスト・アウェイ」のウィリアム・ブロイルス・ジュニアにローレンス・コナーとマーク・ローゼンタールのコンビが協力、メイン・スタッフであるプロダクション・デザインのリック・ヘインリックス、衣装デザインのコリーン・アトウッド、編集のクリス・リーベンゾン、音楽のダニー・エルフマンは、これまで数々のバートン監督作品を手掛けてきて、バートン組とでも呼ぶべき強力な顔ぶれ。それに加え、猿の特殊メイクを担当するのが、「メン・イン・ブラック」や「エド・ウッド」でもおなじみ、アカデミー賞6回受賞に輝くリック・ベイカー。1968年版の「猿の惑星」でも特殊メイクでアカデミー賞を受賞したが、今回はそれを遥かに凌ぐ進歩した技術で、500種類ものエイブ・マスクを作成している。VFXは最先端のビジュアルを生み出しつづけているILMが担当している。
 2001年夏、かつて誰も見たことのない強烈な映像の「PLANET OF THE APES/猿の惑星」が、世界を震撼させる!

猿の惑星
<スタッフ>監督:ティム・バートン/製作:リチャード・D・ザナック
脚本:ウイリアム・ブロイルス Jr./撮影:フィリップ・ルースロ,A.C.S.
編集:クリス・リーベン/音楽:ダニー・エルフマン
<キャスト>レオ:マーク・ウォールバーグ/セード:ティム・ロス
アリ:ヘレナ・ボナム・カーター/アター:マイケル・クラーク・ダンカン
デイナ:エステラ・ウォーレン/リンボー:ポール・ジャマッティ


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