東叡社(とうえいしゃ)は1955(昭和30)年、上野駅からほど近い昭和通りに面したかつて上野バイク街といわれたあたりに、当時スポーツサイクル製作では定評があった丸都自転車の工場長で、ヨーロッパのスポーツ車を研究していた打保梅治によって創業されました。
東叡社は創業当初よりスポーツ車製作を専門としていたため、当時から業界関係者より注目される存在でした。
工房は上野で創業されたのち、町屋、浦和、川口と移転、社長も4代目となり今も高い技術力を誇っています。
工房や職人の変遷はありますが、東叡社の技術は連綿と受け継がれており、創業から70年以上が経った現在も自転車の製作についてはツーリング系スポーツ車を最も得意とし、多くのサイクルツーリスト、自転車愛好家から支持されています。
なかでも、特殊工作などの手間と繊細さが要求される工作の技術力は群を抜いており、今やスポーツ車の製作においては世界的にみても非常に稀有な存在となっています。 |