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ネッド・マン Ned Mann

  解  説■ 1893年生まれ1967年没。
英国映画界の特殊効果のパイオニアのひとり。
カー・レーサーやプロのローラースケーターなどを経験した後ハリウッド入りした変わり種。初めは俳優として働いていたが、特殊効果に関心を持ち天職となす。
その初期にダグラス・フェアバンクス版「バクダッドの盗賊」(1924、L・ウォルシュ監督)にプロダクション・デザイナーの先駆である天才ウィリアム・キャメロン・メンジース等と参加し、見事なファンタジック・イメージを描く。その後、名製作者アレクサンダー・コルダに請われて英国へ渡り、ロンドン・フィルムズの特殊効果部チーフとなりルネ・クレールの「幽霊西へ行く」(1936)、L・メンデス監督「奇蹟人間」(1936)などを手掛けるが、なんといっても盟友メンジースが監督したSF超大作「来るべき世界」(1936)の特殊効果が白眉であろう。
彼の元に英国のマット・アートの元祖ともいうべきパーシー・デイや後に独り立ちして名特撮マンとなるローレンス・バトラー、トム・ハワードなどが集結し壮大な未来絵図を描き出した。この英国時代の 彼の元から多くの特殊効果マンが育った。
その後米国に戻ったり、また英国に渡ったりして活躍したが晩年にまた盟友メンジースとの仕事を残すこととなる。それは1956年の「八十日間世界一周」であり、この作品を最後にメンジースは鬼籍に入り、同時にマンの最後の映画の仕事ともなった。
(資料協力:skydog氏)
 
作  品■『Don Q Son of Zorro』(1925 : Technical Effects)
『美人国二人行脚』(1927 : Technical Director)
『アリバイ』(1929 : Special Effects)
『大飛行船』(1931 : Technical Effects)
『世界大洪水』(1933 : Miniatures)
『ドン・ファン』(1934 : Special Effects)
『紅はこべ』(1934 : Special Effects)
『幽霊西へ行く』(1935 : Special Effects Director)
『来るべき世界』(1936 : Special Effects)
『奇蹟人間』(1936 : Special Effects)
『描かれた人生』(1936 : Special Effects)
『男は神に非ず』(1936 : Special Effects Director)
『鎧なき騎士』(1937 : Special Effects)
『間諜』(1937 : Special Effects)
『無敵艦隊』(1937 : Special Effects)
『Storm in a Teacup』(1937 : Special Effects)
『淑女は離婚がお好き』(1938・日本劇場未公開 : Special Effects)
『ミラノの奇蹟』(1951 : Special Effects)
『八十日間世界一周』(1956)


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