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「ナッシング」


奇才、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督が仕掛ける空白の謎!!
NOTHING [ナッシング]

理由も分からず、いつの間にか死のトラップに囲まれた“立方体”に閉じ込められた人々の恐怖を斬新な映像とアイディアで見せ、今もなお絶大なる人気を集める『CUBE』。ちょっとした好奇心から産業スパイになった男が記憶の迷路に迷い込み、混乱していく様子を描いた『カンパニー・マン』。作品ごとに才能の深さと画期的なビジュアルインパクトを与え続けるヴィンチェンゾ・ナタリ監督が新たに創り出した“驚き”は、今まで誰も観たことのない摩訶不思議な“何も無い世界(NOTHING)”。
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督のもとには撮影、プロダクションデザイン、特殊効果など『CUBE』『カンパニー・マン』のスタッフが再集結。さらに、自己中心的な性格のデイブを演じるのは、『CUBE』で謎の鍵を握るワース役を演じ、ナタリ作品の常連でもあるデビッド・ヒューレット。心配性で引きこもりのアンドリューを、『CUBE』での障害を持つ青年カザン役が印象深いアンドリュー・ミラーが演じている。その他には、『みなさん、さようなら』でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞したマリー=ジョゼ・クローズがデイブの恋人を、カナダ演劇界の至宝ゴードン・ピンセントが市役所の職員を演じ脇を固めている。

何もないのに何かある・・・

デイブとアンドリューは9歳からの親友同士。協調性がなく幼いころから周囲に嫌われているデイブ、極度の心配性により家から出られなくなった、引きこもりのアンドリュー。二人は互いの欠点を補いながら一緒に生活していた。
ある朝デイブが出勤すると、身に覚えのない“横領容疑”をかけられ、会社から逃げ帰ってしまう。一方、アンドリューはふとしたことから“幼女暴行容疑”をかけられた上に、住み慣れた家からの立ち退きを突然宣告される。
二人は次々と巻き起こる“不幸”によりパニックに陥り、世の中すべてが嫌になってしまう。その瞬間、彼らが目にしたものは…。
「こんなヤツ消えてしまえばいいのに!」「こんなモノ無ければいいのに!」ふとした時に誰もが持つ感情ーーしかし、それが現実になってしまったら?一体、何が残るのか?そして、世界はどうなってしまうのだろうか?

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:デビッド・ヒューレット『CUBE』『カンパニー・マン』、アンドリュー・ミラー『CUBE』、ボビー、マリー=ジョゼ・クローズ『みなさん、さようなら』、アンドリュー・ロワリー、ゴードン・ピンセント『シッピング・ニュース』
2003年/カナダ=日本/89分/シネマスコープ/ドルビーSR/原題:NOTHING/字幕翻訳:林完治
http://www.klockworx.com/nothing
後援:カナダ大使館/提供:クロックワークス、東芝エンタテインメント、レントラックジャパン/配給:クロックワークス


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