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「マッドマックス」


マッドマックス

●キャスト
マックス‥‥‥‥‥メル・ギブソン
ジェシー‥‥‥‥‥ジョアンヌ・サミュエル
トーカッター‥‥‥ヒュー・キース・バーン
ジム・グース‥‥‥スティーヴ・ビズレイ
ジョニー‥‥‥‥‥ティム・バーンズ
フィフィ‥‥‥‥‥ロジャー・ワード
●スタッフ
製作‥‥‥‥‥‥‥バイロン・ケネディ
監督‥‥‥‥‥‥‥ジョージ・ミラー
撮影‥‥‥‥‥‥‥デヴィッド・エグビー
音楽‥‥‥‥‥‥‥ブライアン・メイ
ワーナー・ブラザース映画
マッド・マックスプロダクション提供

★ド迫力な黒のスーパーマシーン
暴走族を追跡するためにチューン・アップされた“マックス”愛用のマシーン。V8気筒、600馬力のエンジンを搭載、時速300km以上で走る凄い奴。

★強烈オートバイ軍団!!
カワサキ1,000ccなど、20数台が勢揃い。暴走軍団“アウト・ライダー”が悪の限りをつくす――。

 スチーブ・マックイーンの「ブリット」、クリント・イーストウッドの「ダーティー・ハリー」など数々のヒーローが映画に登場したが、ここに80年代の新しいヒーローが誕生した。黒ずくめの革ジャンスタイルに、銃身を短くカットしたショットガンとマグナム44を愛用し、高度にチューン・アップした黒のマシーン“インターセプター”を駆る特別警察官マックスがそれだ。
 人間味のあふれる優しさと、悪に対しては徹底的にやっつけるというハードな面を持つ男、このマックスを中心に、暴走族(日本のそれとは大部違う)の《アウトライダー達》と追跡専門の警察とワイルドな戦いを描く「マッドマックス」は、スピーディーな物語の展開、強烈なカー・アクション恐怖、そして暴力と、あらゆるアクション映画のジャンルを網羅した近来まれにみる面白い映画となっている。
 この映画の見所は、なんといってもメカニックとアクションシーンだ。日本ではお目にかかれないカワサキ1,000cc(輸出専門で、市販されていない)のオートバイをはじめ、イージーライダーばりのオートバイにスペースカプセルの様なサイドカーをつけたものなど、カーキチ、オトキチには目が離せない。特に追跡用に改造された主人公マックス愛用の黒いスーパー・マシーンが凄い。フォード・ムスタングのボディ、シャーシ、足廻りを堅固にし、V8気筒、600馬力のエンジンを搭載し、時速300km以上のスピードでオートバイを追うのだ。
 暴走野郎ナイト・ライダーとパトカーとのドギモを抜くカー・アクションに始まり、ハゲ鷹の様にむらがり、1台の乗用車を、オノ、ナタなどでスクラップ化させてしまう暴力シーン、18輪の超大型トラックとオートバイとの激突、そして愛する妻子を殺された怒りをショット・ガンにたくしアウトライダー達との凄絶な戦いなど、アクション映画としての見せ場をふんだんに取り入れている。
 カー・アクションシーンの撮影には、余りの強烈さに、2人のスタントマンが死亡するというアクシデントがあったという。又、暴走族役には、ボスのトーカッター以外は、すべて本物を使ったというから、そのリアルさにビックリする。
 監督の方針で有名なスターは使っていないが、出演者のキャラクターが面白い。主人公マックスはどことなく、スチーブ・マックイーンに似ているし、その妻が、アン・ルイスばり、暴走ライダーの首領は、ロッド・スタイガーに、警察のリーダーがまた、コジャック刑事にといった具合で、みていても楽しいかぎりだ。
 製作は、バイロン・ケネディ、監督は、ケネディとコンビを組んでいる医大出身の変り種、ジョージ・ミラー、この長編第1回作品で大ヒットを飛ばし、一躍注目を浴びた。シャープなカメラワークは、デヴィッド・エグビーが担当し、アクション・シーンに、メカニックな映像に素晴しい効果をあげている。危険なスタントは、グラント・ページ以下8人のチームが強烈なシーンに挑戦している。主人公、マックスには、メル・ギブソンが、この大役をこなし、それが縁で、今や数多くの出演交渉がきているという。マックスの妻の役は、ジョアンヌ・サミュエルが、暴走ライダーのドンにはヒュー・キース・バーンが凄味を気かせている。
 なお、日本での上映版のテーマ曲を「ポールポジション」で音楽を担当したヤスノリ・ソーリョウがビートのきいた歌を作曲している。

★壮絶なクライマックス
愛する妻子を殺されたマックスが怒りをショットガンにたくし“アウト・ライダー”と対決する最高の見せ場。

★ドギモを抜くバイオレンスとアクション
走る車をオノ、ナタでスクラップにしてしまう超暴力シーンや暴走車が、ぶっ飛んだり、大型トラックにオートバイが激突するシーンなど見せ場がいっぱい!!


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